1m先の人形で撮り比べてみる、その1。
PENTAX DA★55mmF1.4 SDM (以下DA55)の開放F値1.4での撮影の難しさから、絞りにより被写界深度がどのように変わるかを試してみたくなり、メジャーと人形を使って撮り比べてみた。
今回掲載するのはDA55,PENTAX FA77mmF1.8 Limited(以下FA77),PENTAX FA43mmF1.9 Limited(以下FA43)の3本。
1.8mの板の上にメジャーを伸ばして敷き、1mの位置と前後20cmの位置(つまり80cm,100cm,120cm)の計3箇所に人形を置き、その間10cmにキャラクター付きマグネットを置いた。
小型三脚のエレベータの軸中心をほぼ0cmに置き、1mの位置にある人形の顔にピントを合わせて撮影した。
撮影設定:
K20D、絞り優先、ISO 400、カスタムイメージ "鮮やか"、WB AUTO、JPEG ☆☆☆☆、サイズ 14.6M
画像編集:
4760×3104から1927×1280へ縮小、左450ピクセルの位置から幅1024でクロップ。
FA77のF1.8とF2.0では差が出ないだろうと予想していたが、その通りの結果であった。
しかし、F2.0とF2.8の差は予想以上だった。
予想以上だったのはF5.6まで絞った画像で、FA77を使う時には滅多に使わない絞り値だったのだが、F5.6でもFA77らしいボケの味が出ていた。
DA55のF1.4、やはり被写界深度は薄く1mの距離では前後1cmくらい、ピント位置の被写体の写りもソフトな物になる結果となった。
約半段絞ったF2.0ではかなりシャープな写りに変わり、以降は絞りに応じて素直に前後もはっきりしてくる印象。
やはり私のDA55の常用はF2.0以降と考えた方が良いのだろう。
FA43もFA77同様F1.9とF2.0に差は見られなかったが、1mの距離でも問題無く使えそうな被写界深度のようだ。
今回の3本はK20D本体との相性も良いようで、前ピン,後ピンもほぼ無かった。
画各の違いもはっきり出ているので、3本の使い分けは十分出来ると思う。
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